「・・・それで?“主人”はどうするんじゃ?」
「えぇと・・・一応アイスバーグさんに頼んでおきました。」
「は?・・・“守る”って“頼む”もんなのか?」
「・・・えっとまぁ一応血を頂かないといけない訳ですから・・・」
「血!?」
『どれくらいだ?ポッポー』
「一滴で大丈夫です。」
「一滴の血をやるだけで龍に守ってもらえんのか!?」
「・・・そういうことですね。」
『クルッポー!それは良いな』
「龍も変わってんなぁ・・・」
「主人を守護する事で生きているようなものですからね。
主人が居ないと死んだも同然ですから。」
「へェー・・・」
「でもワシは“守られる”のは嫌じゃな。」
「そうですか?」
「まぁ・・・確かに女に守られるのは気が進まねェな。」
『クルッポー!まぁな』
「それもあるんじゃが・・・に“守られる”くらいなら
ワシがを“守る”んじゃがなぁ・・・。」
「・・・・・・へ?」
「なっ・・・!に言ってやがんだカク!!」
『ポッポー・・・』
「パウリーもそうは思わんか?」
「・・・なっ・・・そりゃあ・・・まぁ・・・」
「あっ・・・ありがとうございます・・・カクさん。」
(カクかよ・・・)
「でも大丈夫です!女ですけどその辺の男に負ける程ヤワじゃありませんから!」
(そっちの意味じゃないんじゃがの・・・)
「ははっ!だってよカク!」
『クルッポー!パウリー醜いッポー』
「ンだと!?」
龍族 ―オマケ―
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